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自分自身の夢と、会社のVisionを重ね合わせて

自分自身の夢と、
会社のVisionを重ね合わせて

Senior Service Design Manager

大友 璃穂

Riho Otomo

幼少期の”小さな感動体験”が、ホテル業界を目指す原点


 私がホテル業界を志したきっかけは、自分自身が宿泊した時に得られた経験が原点でした。中でも特に印象に残っているのは、アイルランドのゴールウェイにある小さな家族経営の宿泊施設での体験です。事前に好きだと伝えていた飲み物を特別に用意してくれたり、地元おすすめスポットを手書きの地図で教えてくれたり、スタッフの温かいおもてなしと細かな気配りは、まるで家族に迎え入れてもらったような心地良さでした。そのような体験を重ねるうちに「人」からもらった温かさや感動はずっと心に残り続け、ホテルが旅行の思い出を大きく左右すると感じるようになり、次第にホテル業界に興味を抱くようになりました。

 現在は、Senior Service Design Managerとして、HERMが持つブランドの世界観に合わせた各ホテルのサービスやオペレーションをデザインし、スタッフ一人ひとりに浸透させる役割を担っています。

HERMは、「自分自身の夢」と「会社のビジョン」を重ねる場所


 スイスのホテルマネジメントスクール卒業後、「10年でGMになる」という夢を掲げていました。仕事をはじめてから数年が経った頃、当時理想のリーダーとして尊敬していた上司が私の夢を覚えていて下さり、HERMで新規開設するホテルのGMポジションとして声をかけていただいたことがきっかけです。夢を覚えていてくださった嬉しさと共に、自分自身が個人として抱いている目標やビジョンを声に出して周りに伝えることの大切さを、身をもって実感しました。

 そうして出会ったHERMという会社を知っていく中で、メンバー1人ひとりの夢や目標を尊重するHERMの文化や、メンバーの声に耳を傾け挑戦する機会をつくってくださる川崎社長の考えに魅力を感じ、入社を決意しました。

究極の顧客目線を、日々育てることの大切さ

 各ホテルのサービスやオペレーションをデザインするうえでは、プロジェクトの全体像を把握しながらサービス動線の細部まで考える必要があります。これまで在籍していたホテルでは業務が細分化されていたことが多かったですが、HERMの一気通貫モデルだからこそ実現できる開発・設計フェーズを踏まえたサービスデザインでは、以前よりもよりお客様目線に寄り添った発想ができるようになりました。

 サービス動線の設計を行う際、建築設計や空間デザインを担うメンバーに相談すると、オペレーションの目線では思いつかなかったアイデアや考え方を得ることができます。担当業務の垣根を越えたメンバー間の協力体制が整っているからこそ、不足している知識やスキルを吸収することができ、日々視野が広がる実感を得られる環境は私にぴったりだと感じています。

入社当時から変わらない、多種多様なチャレンジに溢れた毎日

 入社時に抱いたチャレンジ精神が強い会社という印象は、現在も全く変わっていません。SOWAKAのスタッフがゲストサービスをより良くするために、新しいカクテルの開発・提案を行っていた姿は今でも印象に残っています。完成したカクテルは、地元京都産の食材を使い、見た目や香りの細部にまでこだわることでSOWAKAの雰囲気や地域の風情を感じられる工夫が施されていました。実際に楽しんでいただいたゲストは「これまで味わったことのないユニークな一杯だ」と大変喜ばれており、現在は通常メニューとしてご提供しています。置かれている部署や立場関係なくメンバー1人ひとりが努力している姿から、日々良い刺激を感じています。

 また、私は40歳までに独自のラグジュアリーホテルブランドを立ち上げ、ゲスト一人ひとりに寄り添った特別な体験を提供できるホテルを創ることが目標です。HERMではホテルの開発・設計・運営と一気通貫でビジネスを行っているため、ホテル立ち上げ時に必要となる手順やスキルを、実務を通して学ぶことができます。心の中で漠然と抱いていた夢と改めて真剣に向き合う機会を創り、自分自身の夢とHERMのビジョンを自然と重ね合わせることができる環境も大きな特徴です。一人ひとりのメンバーの夢や目標に寄り添い後押ししてくれる会社は他にないと感じています。

個人が夢を叶えることが、会社のビジョン実現への一歩

 現在、私がHERMに支えていただいているように、今後どんなに組織が成長してもメンバー全員が「一歩をここで踏み出したい、挑戦したい」と思える会社であり続けられるよう、個々の目標に寄り添い挑戦を後押しする仕組みや文化を強化していきたいと考えています。具体的には、CREDOを活用して社員の強みと弱みを正確に把握し、それらを最大限に活かせるポジションやプロジェクトへの人員配置を行うことや、個々の目標に向けて計画的に成長できるようなフィードバックやコーチングの仕組みを構築していきます。

 また、社員同士のつながりや価値観を深めるためのワークショップや、成功事例を共有する社内イベントを定期的に開催することで、HERMの文化がより深く浸透する組織作りを目指していきます。特に、新しいメンバーに対しては、早い段階でHERMの理念を理解してもらえるよう、オンボーディングプログラムを充実させていきたいと考えています。

プライベートでは、自分を整え、向き合う時間を大切に


 現場のサービストレーニングに集中している期間や、投資家様へのプレゼンが重なっている時期は根詰めて仕事をすることもありますが、落ち着いた頃にはお休みをいただいて遠方に出かけるなど、プライベートも充実できるよう意識しています。直近では京都を訪れ、紅葉が美しい時期に哲学の道を散策しました。地元の伝統工芸や茶道を体験しながら、ゆっくりとした時間の中で新しいインスピレーションを得ることができました。

 プライベートでは、自然と触れ合う時間を大切にしています。週末には群馬県や新潟県まで足を延ばしてスノーボードやスキー、キャンプをしてリフレッシュしたり、定期的に高尾山に登って手軽に達成感を味わうことで、心を整えるルーティンを続けています。まだ見いだしきれていないと感じている”自分らしさ”を育めるように、忙しい時期でも静かな時間を確保し、自分自身と向き合うことを大切にしています。

皆さんへのメッセージ


 HERMは、挑戦を楽しみ成長し続けたいと願う人にとって、これ以上ない環境だと思います。夢や目標を大切にしながら誰もが自分らしく働けるだけでなく、会社のビジョンと重ね合わせて仕事に取り組むことができ、周囲のメンバーとともに考え行動し学び合える協力的な環境はとても刺激的です。HERMで働くことで、皆さん自身の夢を実現する一歩を踏み出せるのではないでしょうか。新たな仲間として、共に未来のHERMを創り上げる日を心から楽しみにしています。